第10大隊
Wings
クルーがつけているパッチを見て頂くと分かる通り、部隊の任務に応じてパッチのデザインが変化している。白黒の写真が一番古いが、この時点で既に大隊のパッチは身に着けておらず439聯隊のパッチである。右のカラー写真は1990年代後期ですでにE-2Tが導入されている頃のもの。電子戦を意味する電光が加わっている。
1992年8月9日
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10th AIR GROUP
The Period of C-130H
台湾にC-130Hが配備され始めると、暫くの間C-130HとC-119Gの混成チームで運用された。これにS-2Tの対潜部隊が混合編成されていたから、実際には輸送専門の部隊の概念は薄く、第439運兵反潜混合聯隊と言う特殊編成単位で運用されていた。しかし、対潜哨戒部隊と輸送部隊と言う全く異なった目的を持つ飛行隊を一括指揮統合して運用するのは台湾空軍ぐらいで小兵力時の過渡期的運用と言えよう。C-130Hは第101飛行隊に配属され、102と103飛行隊にC-119Gが残っていたが、C-119Gの引退とタイミングを合わせC-130Hが追加配備された事によりC-130Hによる第102飛行隊が誕生。これにE-2Tが加わって、この聯隊は早期警戒と言う任務まで負う事になる。流石に部隊任務の整理統合が検討され、S-2Tは海軍に移管され輸送と早期警戒の2つの任務に絞られたわけだ。運送